日本代表 vs イタリア @コンフィデ

次のメキシコ戦が消化試合になったのが非常に残念です。勝つか、負けるかの真剣勝負、それをメキシコ代表とやれないのはもったいなかったなーっと思ったのが試合が終わった直後の感想。

イタリアはあんまりよくなかったと思う。昨年のフランスの方がたぶん強かったです。確かに今回の日本代表はすごく良かったし、これぐらい出来ると思ったので「何もできないまま終わってしまう」ってことがなくなってホッとしてます。

でも、私の中で「ブラジル」の強烈さが今でも明確に頭に残っていて、ベストのコンディション(フィジカル、メンタル)で、本気になった世界トップの力を知ったことの方が、数十倍収穫の多い試合だったように思う。正直、あのレベルを体験出来なかった選手(これから日本代表に新たに入る選手)を、W杯の本番で使うことはより難しくなったなって思っています。

前回のコメントで、長谷部と遠藤ではかなり厳しい、もう一人ボランチを追加してようやくブラジルと戦えるぐらいの差があると思った。刷新も必要とも思った。たとえば、柴崎とか、茨田とか、高橋とか。でも、強豪国が本気になった時の(あの鬼のような)プレッシャーを知らない選手は、技術うんぬん以上に経験のなさで、機能しなくなる可能性の方が遥かに高いです。

W杯本番で、あの3対0でブラジル戦に完敗した試合を繰り返さない(リスクを最小限にする)には、長谷部と遠藤+細貝で今後も戦うのがベストなチョイスで、ボランチに限らず(今後、お試しでメンバーを変えることはあっても、本番のW杯に対しては結局)最前線のセンターFW以外いじるのが難しい日本代表になったと思ってます。

今後すでに日本と対戦した、ブラジル、イタリア、フランスは、慢心なく本気で対戦してくるでしょう。うれしい反面、W杯で結果を出すことのバリアは格段に高くなっているなーと思う今日この頃。