使える弁証法

使える 弁証法

使える 弁証法

次はヘーゲルマルクスに関する本を読みたいと思っていた時に手にした本です。サブタイトルに「ヘーゲルが分かればIT社会の未来が見える」と書いてあったので借りて読んでみました。ちょっとイメージしていたものと違いましたが、一時間程度で読める割には、なるほどと思う指摘も多々ありました。ITビジネスが成功するために必要な要件が短くまとめられています。

「事物の螺旋的発展」
否定の否定による発展」
「量から質への転換による発展」
「対立物の相互浸透による発展」
「矛盾の止揚による発展」

また、ITとは関係ないですが、「矛盾こそが世の中の発展の原動力」「矛盾のマネージメント」「割り切りとは魂の弱さである」「止揚」「正(テーゼ))反(アンチテーゼ)合(ジンテーゼ)のプロセス」は個人的にすごく気に入った(弁証法そのものでもありますが)概念でした。

ちなみに弁証法とは、、、

http://www5b.biglobe.ne.jp/~shu-sato/bensyo1.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%81%E8%A8%BC%E6%B3%95

ヘーゲル自体は、方法としての弁証法なるものを具体的思考から切り離して一般的抽象的に論考したためしはない」ってのは意外と面白い。