本日の日本代表戦：ｖｓウズベキスタン

　今日の日本代表は、良くもなく、悪くもない内容でした。

　前半早々の失点よりも、その前のバイタルエリアへの縦パスを簡単に入れられたシーンを見たときに、これは難しい試合になるなーっと感じました。珍しく阿部勇樹を先発にしてきたので４バックの前に一人おいてまずは守備を安定させてたいって意図があったと思いますが、安定する前に失点してしまいました。時間が経つにつれて中央での守備は少しずつ安定しましたが、ウズベキスタンは、ミスを覚悟で縦に強引にドリブルで来るかと思えば、サイドチェンジをして攻撃のペースを変えたり、中にクサビを入れてきたりと、なかなか多彩な攻撃をしてきます。ぼこぼこの芝の状態にあったショートパスの少ないサッカーを上手くやってきます。強いよ、ウズベキスタン。ただ、ゴール２０メートルでの攻撃の選択は良くないですね。ここでパスされたらやばいって時にパスが出ない。そんなシーンが２、３回あって日本は助けられました。昔、本田選手に対する評価（風間？）でゴール前での選択がすばらしいってのがありました。幸運にもウズベキスタンには、そのような選手はいなかったようです。
　
　なお、日本の攻撃に関しては比較的わかりやすく、上手く相手の弱点をついていたように思えます。前日までの選手のコメントで、相手の守備はあまりよくないってのがありました。確かに、ファーへのクロスに対してマークが甘く、ボールウォッチャーになっていました。日本のサイドからのクロスのほとんどはファーに挙げられていたし、実際に毎回惜しいとこまでいっていたので、失点してからも、何回か繰りかえせば、いつかは点が取れると思いました。岡崎のゴールが決まるまでに時間がかかりましたが、必然の結果のように思えます。次回のホームでも相手が改善してこなかったらしつこく繰りかえせばいいし、もう少し中盤でのボール回しが改善すれば、中央からの攻めと組み合わせることも出来ます。次回も１〜２点は期待してます。

　ウズベキスタンは、全体的に見て北朝鮮よりも日本との相性が悪いチームです。ホームでもなかなか勝たせてくれないと思いますが、芝の状態、選手のコンディションが向上すれば、今日よりはさすがにいい試合をしてくれると期待しています。今回のドローは御の字。中盤でのボールコントロールにかなり苦労していたのでなかなかゲームを支配出来ていなかったので、ここはすごくストレスを感じました。絶対に改善してほしいです。本田みたいに身体を張ってキープできる選手がいないのは、北朝鮮戦よりも不利に働きました。残念無念。

　予選も２試合終わりましたが、北朝鮮は堅守速攻。ウズベキスタンはヨーロッパのチームのようにまともに攻めて守ってのチームで、守備に問題のあるオーストラリアってな感じです。次回の試合では、対北朝鮮はロースコア、対ウズベキスタンは点の取り合いのシーソーゲームになりそうです。

　そうそう最後におまけ。一度、ニアにハーフナー、ファアに岡崎ってクロスのシーンがあった。見ていた時は「アカンだろ、それっ」て思いましたが、ファアへの注意をそらさせるを徹底した結果であれば全然ありだと思えるようになりました。意図的であったなら、やっぱり日本代表はすごいです。