やさしいネットワークの本

今年は技術系(自然科学)の本ではなく、人文科学に関する本を中心に読もうと思ったけれど、年末に借りたネットワークに関する本がたまっていたので、年始はまずこれらの本を読むことにした。

まず下記の本「世界一やさしいネットワークの本」に関してです。

世界一やさしいネットワークの本 糸電話で3人以上が同時会話する方法 (Supermarket books)

世界一やさしいネットワークの本 糸電話で3人以上が同時会話する方法 (Supermarket books)

1回は必ず読んだ方がいい本。1対1の最小ネットワークからスタートして、大規模化を考えていく際に「問題となるところはどこ?」、「解決するためには?」というスタイルで書いてあります。従って「なぜ、現在のネットワークは今の形態にあるのか?」という疑問に答えてくれる本で、「ネットワークに対する考え方」を教えてくれる良本です。

しかし、書いてある内容は至ってシンプルで、記載内容をまとめるとノート見開き1ページに収まってしまうかもしれません。従って、一度理解してしまうと、辞書(リファレンス)としては使えず2回目を読むことはないです。著者には悪いですが(気に入った本は購入して応援したいという気持ちはありますが)、本屋で立ち読み、もしくは、図書館で本を借りて一度読めば十分です、、、

次に、下記の本「図解でよくわかるネットワークの重要用語解説」についてです。

[改訂3版] 図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説

[改訂3版] 図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説

説明のフォーマットも統一されていて見やすい上、各用語に対してかわいいポンチ絵が必ずついていて直感的な理解を助けてくれます。ネットワークの用語は、ぐぐれば大概のことは調べることが出来るので本を購入するまでもない気がしますが、ネットワークの用語に抵抗を感じる人は、あのポンチ絵見るだけで、癒されて?(閾値が下がって?)理解が進む気がします。

「ネットワーク超入門講座」について。

ネットワーク超入門講座 第2版

ネットワーク超入門講座 第2版

先に挙げた2つの本がエンドユーザに対しての本であるのに対して、この本はネットワーク管理や構築をする人への入門書。スイッチやルータ、VoIPについてわかりやすく記載してくれている。あまりなじみのない世界なので、頭に新しく入る知識が多く、ぷすぷす煙が頭から出てきそうだったが、各章の最後にあるまとめの記載が役にたった。結構いい本だと思う。