投資スタイルと、今年の振り返り

投資を開始をしたのは、2007年くらいから。
理由は、社会人になって給料がたまりだしたから。
そして家を買うつもりがないが、銀行に現金を塩漬けするのはもったいないと考えたから。

投資を開始するにあたって確か、

(1) お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書) [新書]
(2) さわかみ流 図解 長期投資学―最後に勝つ、財産づくりの仕組み (講談社+α文庫) [文庫]
(3) はみ出し銀行マンの投資戦略―初めて明かすオレ流資産運用術 [単行本(ソフトカバー)]

を参考にした気がする。そして、自分の中で基本ルールを決めた。

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(1) 個別銘柄はやらない(インデックスのみ)。
(2) 資金の半分は給料天引きの積み立て。
(3) 資産は、(国内,先進国,新興国)x(株,債券,リート)+コモディティで分散。
(4) とにかく突っ込む、でも小額から!
(5) 機会損失に気をつける(現金を必ず残す!)。
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今でもこの5つが中心であるが、これまでの経験から思うことは、

(1) 結局、「株価=期待値」。
(2) 積み立て投資は「株価のオーバーシュートウォッチー」+「精神安定剤」として機能する。
(3) 株価は毎日見なくても下がった時は情報が勝手に入ってくる。
(4) 落ちてくるナイフは拾う。
(5) 情報提供型ブログより、「根拠と予想」を記載するブログが「学習上」重要。
(6) 売るタイミングが一番難しい、、、

これまでの5年間は、平均的に2%くらいのプレミアムリスク程度に儲かればいいという考え方で無理をしていない。リートに助けられた感はあるが幸いにも予想以上に上手くいっている。しかし、上記(6)売るタイミングに関しては未だにベースとなるHow toが確立できていない。

今年は、前半にやばい気がしてお試しで利益確定させ、資産を一端現金化させた。投資を開始した際に「長期(5年~7年くらい)が基本」と考えていたので迷ったが、「売り」も勉強ってことで実行した。幸いその後下落して今は「買いモード」に入る好循環に恵まれている。しかし、所詮まぐれで次回も同じように出来る自信がない、、、

そして、だらだら落ちる日本株日本株でコンスタントに運用益を上げるのはかなり難しいです。諸先輩からしたら当たり前の事かもしれませんが、5年間運用して実感したことです。将来、先進国が同じようなモードにならない保障もない。

不安を抑えるために売るタイミングに関しては、資産の運用期間を、①1〜2年、②3〜4年、③5〜7年の場合で、1:1:1くらいに分けて、あまり利益幅に拘らず(何%プラスになったら売る、ではなく)、期間が来たら取り合えず「売り」を入れるスタンスをもう少し組み込もうと思う。

今年設定の仮ルール

  • > (6) 売りのタイミングは「利益幅」と「期間」で行う。
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ちなみに、本を読み返すと「はみ出し銀行マンの投資戦略」は色々な示唆に富んでいることに改めて気付く。先人の知恵を比較的簡単に頂ける現代に感謝。

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)

はみ出し銀行マンの投資戦略―初めて明かすオレ流資産運用術

はみ出し銀行マンの投資戦略―初めて明かすオレ流資産運用術

よくわかるアルゴリズムの基本と仕組み

図解入門よくわかるアルゴリズムの基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book)

図解入門よくわかるアルゴリズムの基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book)

内容はちゃんとしてますが、かなりわかりやすく1時間くらいで読めます。基本的に何か新しいことに取り組むとき、「めちゃめちゃ簡単な馬鹿本」と「本格的な専門書」の組み合わせをいつも活用する。今回の本は前者にあたる良書だと思います。